複雑な要件を“最小限のカスタム”で実現!
ONE OM ONE は、世界規模で展開するオンラインヨガサービスです。
指名制レッスン、各国の時差調整、Zoom連携、プラン別の受講制御、多国籍ユーザー対応など、一般的なオンラインレッスンとは異なる構造を持っています。
この複雑な要件を「Shopify で」「既存アプリを最大限活かしながら」実現するために、ForestBook にご依頼いただきました。
結果として、“フルスクラッチにせず、最小限のカスタムで最大の価値を出す構成”を実現。
世界的に利用されるサービスのコア機能として、安定した運用が継続されています。
本記事では、ONE OM ONE 技術責任者の浜田 将彰さんの協力のもと、プロジェクトの裏側をご紹介します。
今回インタビューにご協力いただいた浜田さん

浜田 将彰さん
株式会社インターディメンション 取締役/CTO
ONE OM ONEを展開する株式会社インターディメンションの取締役兼CTO。専門はインフラ領域。Shopify で ONE OM ONE を構築するにあたり、ディレクション・開発を担当。
※ インタビューにご協力いただきありがとうございました!
1. ONE OM ONE(ワンオームワン):世界No.1を前提にしたオンラインヨガプラットフォーム

ONE OM ONE の特徴:
マンツーマンのオンラインレッスン
指名制でインストラクターを選択
Zoom を用いたパーソナル指導
多国籍ユーザーの利用を前提
24時間・複数タイムゾーン対応
また、YouTube チャンネル「REAL VALUE※」等のメディア露出を通じてサービスの認知が高まっており、ヨガ分野で世界No.1のポジションを確立することを目指した事業方針を掲げています。
今年は前年比で約3倍規模の成長を見込んでおり、事業として大きな拡大フェーズに入っています。
今回構築した Shopify アプリは、その成長を継続的に支える基盤として位置づけられています。
※ REAL VALUE(リアルバリュー):サービス提供者や事業者の“リアルな価値”に迫る 人気YouTubeチャンネル。
2. Shopify既存アプリの限界を突破する必要があった
ONE OM ONE のサービス構造には、複数の複雑な要件が存在します。具体的には以下が挙げられます。
インストラクターの指名制による予約管理
各国の時差を加味したスケジュール調整
プランごとに異なる受講回数の制御(サブスク管理)
Zoom URL の動的発行
会員向けマイページの完全カスタム
多言語かつ多国籍ユーザーへの対応
外部アプリとの複合的なデータ連携
上記が相互に依存するため、Shopify の標準機能や既存アプリの組み合わせだけでは運用が成立しない状態でした。
と一方で、すべてをカスタムアプリで作れば開発費・期間が巨大化し、運用負荷も増えてしまいます。
「Shopify の仕組みを深く理解し、既存アプリを最大限活用しつつ、必要な部分だけを正しくカスタマイズできるエンジニア」
が必要でした。
3. ForestBook が選ばれた理由は「スピード・技術力・柔軟性」
ForestBook が選ばれた理由は「スピード・技術力・柔軟性」です。
浜田さんはインフラエンジニアとしての経験を持ち、サービス実装における技術要件を高い解像度で把握されています。
その上で、外部パートナー選定にあたり、以下の点が重視されました。
Shopify 仕様への深い理解
API 連携およびサーバーレス構成への対応力
スピードと柔軟性のある開発体制
課題に対し「できない」ではなく代替案を提示する姿勢
バックエンドとフロントエンド双方を扱える技術範囲
予算制約に合わせて実現可能な設計に落とし込む対応力
こうした要件に対して 株式会社ForestBook の体制が適合し、
“技術面・実行面で信頼できる開発パートナーである”という判断から、開発依頼が行われました。

複雑な要件でも、一緒に考えながらスピード感を持って進めてくれる点が信頼できました。ForestBookさんなら安心して任せられると判断しました。
4. プロジェクトで必要とされた技術領域
本プロジェクトでは、以下のような高度な技術要件が存在しました。
インストラクター選択ロジックの設計
予約とサブスク消化の同期処理
Zoom API を活用した動的ミーティング生成
国際化と時差計算を含むスケジュール制御
高負荷を想定した AWS サーバーレス構成(API Gateway / Lambda / DynamoDB)
Shopify テーマとアプリの統合仕様
セキュリティ要件への対応(認証・署名検証など)
これらを総合的に統合する必要があったため、アーキテクチャ設計からデータ構造設計まで、ForestBook の専門性をもって進められました。
5. 既存アプリとの統合と一貫した顧客体験
本プロジェクトでは、既存の Shopify アプリ・テーマ・マイページを横断してデータを一貫して扱える仕組みが求められました。
ForestBook は以下の3点を中心に整理し、最小限の開発で最大の効果が出る構成を設計しました。
既存アプリで取得すべき情報
カスタムアプリで補完する処理
テーマ/マイページとの連携方法
この方針により、不要な再開発を避けつつ、堅牢で拡張性の高いアーキテクチャを構築しています。
ストアフロントとマイページを横断する UX 設計
予約状況・レッスン情報・プラン内容をユーザーが迷わず確認できるよう、導線と情報構造を統一しました。
スマートフォン前提のレイアウト設計により、操作の迷いを最小化しています。
UX を起点にした要件定義と画面設計
初期段階で UI/UX を徹底的に詰め、ワイヤーフレームと仕様を同期させながら進行。
その結果、仕様と実画面のギャップが小さく、スムーズな検収につながりました。
世界標準のセキュリティ対策
OAuth2.0 認証
App Proxy の HMAC 検証
など、セキュリティ要件を満たしつつ UX を阻害しない設計を実現しました。
これらの取り組みが生んだ成果
これらの設計・実装により、以下のような効果が得られました。
ユーザーが迷いにくい、一貫した体験が実現
ストアフロントとマイページの情報構造を揃えたことで、操作の戸惑いが大幅に減少しました。既存アプリを最大限活用し、開発コストを最適化
フルスクラッチを避け、「必要な部分だけをカスタム」する方針により、開発量を抑えつつ要件を満たしています。仕様と画面のギャップが少なく、検収がスムーズに完了
要件定義の初期段階から UX を中心に揃えていたため、完成後の認識違いがほぼ無く、短期間でのリリースにつながりました。今後の拡張に備えた柔軟なアーキテクチャを確立
プラン構造の変更やダッシュボードの指標追加など、将来的なアップデートにも対応しやすい構成になっています。ONE OM ONE 側の運用負荷の軽減と予約導線の安定化
管理・確認作業が簡潔になり、日常的な運用作業がスムーズになりました。
6. プロジェクトを通じて見えた「成功の鍵」
本プロジェクトを通じて明らかになったのは、
「複雑な構成のサービスほど、UX とデータ連携をセットで設計できるパートナーが重要になる」という点です。
ForestBook は、
既存 Shopify アプリとの連携
テーマ/マイページを跨いだ画面設計
UX を前提とした要件定義
それらを実際に動く形に落とし込む開発力
を組み合わせて提供することで、
「システムは複雑だが、ユーザー体験としてはシンプルでわかりやすい」状態を目指します。
既にアプリやシステムを運用している企業が、
「今の仕組みを活かしながら、ユーザーにとって使いやすい形にしたい」
と考えているケースにおいて、
ONE OM ONE との事例は、その具体的な選択肢の一つになります。
7. さいごに
ONE OM ONE は「ヨガで世界No.1を目指す」という大きなビジョンを掲げながら、ユーザーの獲得を進める成長フェーズに入っています。
さらに、ユーザーが長く続けられるように、
予約フローを改善
達成バッジ
継続記録の可視化
など、ゲーミフィケーション要素の導入も検討しています。ヨガ自体がランキング向きではない一方で、習慣化を支援する仕組みは大きな価値になると考えています。
そのほか、
スマホアプリから直接予約できる機能
レッスン録画・インストラクター音声ログの蓄積
AI を活用した “個別最適のレッスン提案”
といった中長期視点の構想も進行中です。
技術的に取り組める領域はまだ多く、優先順位を整理しながら段階的に実装していく方針です。
ナスダック上場を目指し、今後も成長を加速させていきます。
浜田さんからのメッセージ:

開発していただいたShopifyアプリは、主要な予約システムとして動作しており、とても感謝しています。
私たち ONE OM ONE と ForestBookは、互いに成長していける存在だと思っています。 私たちも規模が大きくなれば継続的なアップグレードが必要になるので、今後も一緒に続けていければ嬉しいです。
株式会社インターディメンション
越境インクルーシブヨガ ONE OM ONE 運営
東南アジアヨガ事業
UI/UXコンサル・アプリ開発
株式会社Forest Book
Shopifyアプリ開発・API連携・AWSサーバーレス構成に特化
Node.js/Expressを中心としたバックエンド開発に強み
要件定義から運用最適化まで一貫対応


